エルソルはラテン語で「太陽」の意。
地元沖縄のインディーズバンドから多くの支持を得るstudio el sol。
宜野湾市という土地柄、アメリカ人バンドも練習やレコーディングに訪れる。
オーナーは地獄車、illuminatiで重低音を担うベーシスト金城良仁氏。
スタジオ10周年を迎えるにあたり思い切って新スタジオ兼住宅の建築を決意。
9月28日(土)に沖縄県宜野湾市のstudio el sol(スタジオ エルソル)さんで開催したOpenStudioの様子を動画を交え報告していきます。
studio el solさんは、もともと宜野湾市のテナントビルで約10年スタジオを営業されていましたが、スタジオオーナーの金城良仁さんが御自宅を新築される際に職住 一致の住宅スタジオを計画され、完成した後に元のスタジオから移転し、今年8月からリハーサルスタジオ部分をOpenされたばかりです。
スタジオ部分を御紹介する前に、まずは住宅部分におじゃましていきます。
(動画撮影&リポート:by当社代表 鈴木)
スタジオから住宅部分へのアプローチです。
動画の最後に思わせぶりな感じでオーナーの金城さんが登場しましたが・・・
いよいよ金城さんに案内していただきます。
スタジオの真上に位置する住居部分に対する遮音性能はD-75.
高い遮音性能が得られているものの我々としてはそこで生活されている方の感想が気になるところ・・・。
スタジオ稼働時の住居部分に対する音の影響を御家族の方にも直接感想をお聞きしてみました。
沖縄の住宅のほとんどが鉄筋コンクリート造で遮音・防音構造的には木造等に比べて有利な仕様です。
金城さんの建物も鉄筋コンクリート造で壁式構造。
2F床スラブと壁のコンクリートの厚さは共にt=200mm。
躯体が全てスタジオ向きの構造と言える仕様だった為、商業用スタジオを併設した住宅が実現できました。
次回はいよいよスタジオ部分の報告をしていきます!
(担当:岩元公生)
studio el solさんの建物は、職住一致の住宅スタジオの計画だった為、建物設計の段階から沖縄の建築設計事務所さんに音響コンサルタントとして参画し、スタジオ部分においては当社の設計・施工で完成に至っています。
沖縄の物件は当社にとって約8年前のGスタジオ(同じ宜野湾市)と本部町のドラムスタジオに続いて今回で3件目となります。
今回もGスタジオ建設時からお世話になっている業者さんにお願いして施行しました。
前回ブログでは2Fの住宅部分を紹介しましたが、今回はいよいよスタジオ部分をリポートしていきます。
まずはエントランス・ロビー & サウンドロック & A studio(リハスタ)です。
エントランス・ロビー
サウンドロック
A studio(リハスタ)
続いてB sstudio(リハスタ) & C studio(Rec.Booth)です。
リハスタとRec.Boothを同一フロアーに併設する計画だった為、同時稼働する際にリハスタからRec.Boothに対して音漏れの影響が無いような遮音計画が求められており、今回設計する際の大きなポイントの一つでした。
実際にスタジオを使い始めてからの実状を金城さんにお話し伺ってみました。
B studio(リハスタ)
C studio(Rec.Booth)
C studio(Rec.Booth)
最後にControlRoomです。
以上が、studio el solさんの全容です。
いかがだったでしょうか?
copyright(c) Open Studio