Open Studio Vol.6

その1

第6回OPEN STUDIOへのご来場ありがとうございました。
当日は猛暑日にもかかわらず、６組１４名と多くの方にお越しいただきました。
近県にお住まいの方は元より、遠くは愛媛県からお越しになった方もおられ、皆さまのスタジオ工事への関心の高さが伺えます。イベントのために快くスタジオを開放して下さった中村さん、ありがとうございました。

今回の会場であるORANGE　STUDIOは、築30年の鉄骨戸建住宅内の約10帖の部屋に防音工事を施した、約8帖のギタースタジオです。普段はギ ター演奏と同レッスンの場としての使用が主ですが、楽曲制作やレコーディングも行えるよう、ドラムや各種機材も備わっています。今回ご来場いただいたお客 様はドラマーの方がほとんどでした。

また外部に対する遮音性能も、ドラムの演奏を考慮してエレキギターにとってはややオーバースペックとも言えるD’-65の性能を達成しています。
実際に生演奏で屋外での聴こえ方を体験していただきました。

遮音性能はもちろんですがやはりスタジオの響きの良さに関心を持たれる方も多く、「低音の締まりが良い」「音の分離が取れ聴きやすい」などお声をいただきました。
戸建住宅でできるスタジオの性能、驚いていただけたのではないでしょうか。
次回は動画を交えて当日の様子やスタジオの特徴をご紹介します。

その2

今回もオープンスタジオの様子や概要を動画にてお送りいたします。
日中は、時折通りがかる自動車の音か鳥のさえずり程度しか聴こえない静かな立地です。
オーナーの中村さんはギター講師であり、ご自身も関西を中心に演奏活動をなさっているプロのギタリストです。
中村さんにスタジオ計画のエピソードをお伺いしました。

エレキギター演奏時の遮音性能を、実際に中で演奏をしていただき屋外で視聴を行いました。
防音工事の成果は設計通り、演奏音は窓の近くまで耳を近づければ、ようやくフレーズが聴き取れる程度です。

このスタジオで中村さんが参加するバンド「Orange Squeeze」のレコーディングも行われました。

自宅にスタジオをもつ素晴らしさやご近況などもお聞きすることができました。
工事後こういったお話をお聞きできるのは、設計者としても大変嬉しく思います。

その3

当社の音響工事のポリシーは防音工事の性能の高さだけではなく、Studioの室内音響・響きの良さにあります。当然のことながらOrange Studioにおきましても、できてから約1年半、この間オーナーの中村さんによるとご本人だけでなく『音が良い』との定評をいただいております。
ご来場の方は実際に楽器を演奏され、スタジオの響きを確かめられていました。
中村さん、ご来場の方と弊社：宮田の即興セッション。

こちらは一般100V電源と、ノイズカットトランスを介した100V電源でのギターの音の差を聴き比べている様子。
（Gt：Gibson ES-335　Amp：PEAVEY CLASSIC30/112　30W）
違いは好みによりますが、後者は音の立上りが早く中音域に力強さを感じました。

中村さんからも自宅にスタジオを持つ良さやご感想などのお話を直接伺うこともでき、防音工事をご検討の方には今後のお役に立てたかと思います。
ご協力をいただきました中村さん。ありがとうございました。
次回オープンスタジオは番外編として、8/25（日）に栃木県宇都宮市で開催します。
近郊でスタジオにご興味がある方、ぜひご参加ください。