■開催日時
2017年 7月1日(土) 10:00~17:00
※会場は個人住宅のため予約制とさせて頂いております。
ご住所等の詳しい情報に関しましてはお電話・メール等でお問合せください。
お客様立ち会いの下、遮音測定を実施しました。
前回の測定と時間帯を変更し、お客様の帰宅時間帯(実際の防音室利用時間帯)に合わせた20時以降の測定を行いました。
測定は専用機器を用いた方法の他に、実際の楽器を持ち込んでの試験も行いました。
どれくらい音が遮音できるのか・・・お客様は非常に心配をしておりましたが、
・・・どうやら杞憂に終わったようです。
テナー、ソプラノのサックスをそれぞれ吹いていただきましたが、テナーが100~110dB、ソプラノが95~100dBほどの音圧でした。
特にテナーは低音成分が多く、遮音が難しい部類の楽器です。
実際に使用する時間を想定し、静かな夜間での測定となりましたが、テナー、ソプラノとも、外ではほぼ聞こえません。
外壁に耳を近づけると微かに聴こえるかどうか、という状態ですが、この音が5m離れている隣の家にまでは達しないことは間違いありません。
▲当社オリジナルの楽譜棚の設置が完了
▲防音ドアにも塗装が塗られました。
いよいよ7月1日土曜日、イベントを迎えます。
この防音性能を実際にお確かめいただきたいので、是非ともご参加ください。
【6月20日 追加告知】
壁と天井のボードが貼られています
防音ドアの枠が設置されました。
今回は鋼製防音ドアを2重にしており、非常に高い性能を目指しております。
測定の様子
弊社ではお客様とのご契約の際、遮音性能を保証します。
保証した性能は現場測定にて確認をし、問題がないかをチェックします。
今回は非常に高い遮音性能を約束しているため、工事の途中段階で事前にチェックをしました。
ボード工事も概ね完了し、いよいよ造作工事に入っていきます。
【6月13日 追加告知】
順調に工事は進み、壁・天井の下地が組みあがりました。
天井には吸音材も充填されています。
この段階で建物躯体側と防音構造側の縁がしっかり切れているかどうかを確認します。
【防音室の造り】
高い遮音性能を実現するには、防振2重構造が必須となります。
建物躯体側(固定側)と防音構造側(浮側)の縁が切れていることが重要で、
これには慣れた職人による施工と管理が不可欠です。
ここを疎かにすると、固体伝搬という形で音が伝わり、遮音性能の低下を招きます。
OpenStudio43回目、今回は久々に関東での開催、神奈川県綾瀬市で行います。
実は今回のイベントは、告知をしている今現在なんと工事中なので、完成時の写真はございません。
今後の告知で、工事中の様子を随時紹介していきますので、追加告知を楽しみにしていてください。
木造2階建、1階にある8帖+収納の和室を防音工事。
バリトン、テナー、アルト、ソプラノの各サックスをはじめ、複数人とのアンサンブルが可能な防音性能と室内音響。
一般的な和室
解体して床下空間があらわれました。
「木造でもスタジオが造れるの?」
「実際の完成イメージが湧かない・・・」
「いつかは欲しいが何から始めれば良いか分からない」
当日は専門スタッフがご案内をいたしますので、
些細なご質問にもその場でお答えさせて頂きます。
実際に当社で施工されたお客様の「生の声」をお聞きできるのもこのイベントならでは。
普段お使いの楽器を持ち込んで試奏いただいても結構です。
是非お気軽にお越しくださいませ。
オープンスタジオ第42回、今回は久々の関東圏での開催となりました。
今回のイベントは工事の完成引渡しと同時期に開催でしたので、工事の進行状況を随時アップロードしていき、ライブ感のある告知を目指しました。
オーナーのS氏は神奈川県で音楽の教員を務める傍ら、アマチュアの楽団に所属して演奏活動しております。
使用する楽器はバリトンからソプラノまでのサックスの他、少人数でのアンサンブルも想定した部屋としました。
元々は8帖の和室と1畳の収納、それに半畳の床の間という部屋でしたが、これを改装し、9.5帖の一部屋として改装工事をしました。
通常の音楽室では壁厚は15センチほどであるのに対し、S氏の音楽室は25センチと、スタジオ並みの壁厚です。
「バリトンサックスは低音域まで非常に大きな音が出るため、近隣の迷惑にならないようできるだけの性能を求めました」とS氏
結果、部屋の有効面積は7.2帖となりましたが、外壁前でD’-75と、非常に高い性能が得られました。
内装は無垢のオーク材の床、和紙調のクロスと鶯色の吸音パネルを基調とした落ち着いた色合いを目指し、一面にアクセントクロスを使ったコーディネートとしました。
T-3の性能を有する鋼製防音ドアを2枚使い、高い性能を目指しました。結果、リビングではD-60となり、サックスの音は静かなときに小さく聴こえる程度。リビングでテレビを見たりすると、まったく気にならない性能です。鋼製ドアでありながら、壁紙の色と合わせて重々しさを和らげる色の組合せもポイントです。
楽譜棚は弊社のオリジナル仕様。書斎としても機能するよう、カウンター板を机代わりに使えるよう、左側は奥行が深く、椅子に座れるような仕様となります。
残響時間の測定を実施。250Hz以下の低音の残響が長めですが、ブーミングは感じられないのがポイントです。寸法比の調整により、低音の響きがバランスよく鳴るように設計しました。楽譜や家具が入るとより吸音するため、使用状態ではもう少しデッド(響かないこと)気味になると思います。
いかがでしたでしょうか?
本物件はオーナーのご厚意により、予約をすれば見学をすることが可能です。
防音室の具体的な検討をしているが、音漏れが不安・・・といった方は、これを機会にお確かめいただいてはいかがでしょうか?
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